TNさま バランス思考講座のご感想(カッコ悪い自分、大切にされたい自分)

バランス思考講座を受講した感想です。

長時間、たくさんお話しをしてくださったなかで、特に印象に残った点は、
①自分のかっこ悪い面を相手に見せたくない
②自分は周りの人たちに大切にされたいと思っている
という所です。

①については、最初は、え?そうなのか?と思いました。しかし話が進むにつれて、思いあたる面が出てきました。
講座が終わって、数日過ぎましたが、子どもの頃のことを振り返ってみたり、結婚、子育て、離婚してその後のあれこれを思い返してみたりしました。
これまでの自分自身で理解できなかったイライラ・モヤモヤする感情がわいてくる仕組みが、少しずつ明らかになってきたように感じます。

②については、①が明るみになったことで、自分が心の奥底で本当に欲していたものはきっとこれだ!ということに気がつきました。
子どもの頃の家族の関わりについて、はっきり思い出すのはなかなか難しいです。印象的な思い出もあまりなくて、祖父母とも同居していましたが、お互いに無関心だったのかな?と思います。

しかし、テレビや本からの情報、友だちづきあいなどで得られる他の家族の様子、そういったものを自分の状況と比較して、うらやましいと思うことは多々ありました。そしてそれをなぜか大っぴらにできずにいました。

親にかまってもらったり、褒められたり、可愛がってもらいたい、実際はそんな欲求があったと思います。
そのために優等生でいること、泣いたり、わがままを言わない、手のかからない子であることは、きっと親が喜ぶはずと信じていたように思います。それを自分は我慢強いと思っていました。

でも実際には、自分が満足するほど褒められたり、かまってもらえたりした記憶はありません。
本当はじゅうぶん可愛がってくれていたのかもしれませんが。

結婚後は、その欲求が元夫に向かっていたのでしょう。
子どもがいても、仕事中心に生活する相手に、いつのまにか不満や怒りをおぼえるようになりました。

しかしここは得意の我慢強さで、良き妻・母として立派にしのがなくては…と決め込んでしまいました。

自分がそうすることで、相手は何も気にせず仕事に集中できるし、その気遣いができる自分がすごくいいと思っていました。
離婚が決まる数年前には、家事と育児のルーティンが出来上がってしまい、それを乱すまいと必死になっていました。

そうでないと、それを完璧にこなすことでしか、自分の立ち位置を維持することができなかったからです。

ここまでくると、元夫にでさえ甘えたり、弱音を吐くことができませんでした。それはかっこ悪いと、心のどこかで感じていたのだと思います。

相手の仕事ぶりや愚痴に関しては、スルーしていました。私もやれるだけやってるんだから、当たり前でしょ、という気持ちです。
どんどん成長していく娘をいっしょに見守りたい、家族3人で仲良くお出かけしたい、がんばっている自分に優しい言葉をかけてほしい、いたわってほしい…欲求はふくらみますが、それは相手に見せてはいけない。
なんともおかしなルールが、いつのまにか自分に課せられていました。当時の私はそんなことには、まったく気がついていませんでした。

今こうやって、感想をまとめていくことでいろいろな振り返りができています。
講座の途中で少しお話ししましたが、ボランティア活動は苦ではないという話題について。
おそらく、役に立っている実感や、感謝されたり、相手が喜ぶ所を目の当たりにできるのが、自分の欲求を満たすのにすごく手っ取り早い方法だ、という面があるからではないかと思いました。

長い月日をかけて、できあがった
・自分が泣いたり怒ったりして、相手の行動や気持ちを損ねてはいけない、という考え
・自分の欲求を我慢しておけば、相手も楽だし機嫌が良い、という思い込み
このような、自分だけのルールをゆるめていくことが必要なのかもしれません。

講座の最初におっしゃっていましたが、これがスッキリ解決する前に寿命がつきてしまうとのこと。
それでも私が気持ちよく、前向きに生活していこうと感じられるきっかけになったと思います。

鷹野さまが、離婚して悔しいのは当たり前、口汚く罵っていいんです!とおっしゃってくださったのも、ほんとうに心強いお言葉でした。

これからどうなるか、どうしたいか、はっきりと決まっていません。それでも、泣いたり、暴れたり、恥をかいたりしながら、講座で学んだことを思い出して行動に移していけたらいいなと思っています。
どうしても苦しくなった時には、また鷹野さまに聞いてもらおう!そんな気持ちになりました。

それまでは、しばらく自分を顧みることを心がけていきたいです。

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