【要らないと断ってもモノを持ってくる母】についてご質問をいただきました。

ご質問
『私の実母は、いらないと断ってもものを持ってくる性格で、リサイクルショップやバザー等で必要のない中古衣類や中古おもちゃ、ガラクタを頻繁に持ってきます。減らしては増え、なかなか終わりが見えない整理整頓。人から貰ったものを整理収納する際の注意点などありましたら教えていただきたいです。

お母さまの頼られたい『気持ちを満たす』


ものごとがうまく行かない時は、『逆』の言動をしているからだと思っています。

『断っても要らないものを持ってくる。』
これはなぜでしょう?

まずは断ること、拒否すること。
これを逆にして、
自分たちのことを想って贈り物をしてくれたことに感謝して笑顔で受け取ります。
きっとお母さまは、いつも拒否されていることで、次はもっと認めてもらえるモノを持っていこうとがんばってしまうのだと思います。

他には何も言わずに、

『いつもありがとう』

と心から気持ちを受け取ります。

そして、使いたいものは使い、使いたくないものは手放します。
お母さまに理由を言う必要はありません。

『あの時あげたあればどうしたの?』と聞かれた時のことを考えて、相手が傷つかない理由を用意しておくことは配慮として必要です。
例えば、お友達が必要としていたから、貸している、譲った、外出先でうっかり無くしてしまったなど。

そして、甘えられる関係の人なら、
具体的なリクエストをするのが懸命です。
自分の好み、家族の好み、無くて困っているもの、あり過ぎて困っているものなど、会話のなかで、

『こんなものが必要で、こんなものはたくさんもっているから不要』

と相手に伝える努力が大切です。


私が以前お世話になったお客様も、同じようにお義母さまからのたくさんの贈り物に困っていました。
そこで、こんなアドバイスをしました。

部屋を完全に整えることで、プレゼントしにくい環境を作ることができます。


人は、不要なものが一切ない空間には、モノを持ち込むのを躊躇します。

モノが散らかっている状態が、さらに不要なモノを引き寄せる原因になっているのです。

これは見事に成功しました。
しかし、プレゼントしにくくなったお義母さまは少しさみしそうで、申し訳ない気持ちになったとも言っていたのを思い出します。
それを聞いて、私も反省しました。

ものごとにはバランスが重要です。
うまく行かないことは、その逆を試してみる。そしてうまくいっても時々振り返る。

まずは自分が生きていく中で、大切にしたいことを考えてみます。
今自分の行動がそれに添っているのか?と常に考え対応することが、よりよい暮らしにつながると信じています。

そして、当たり前の日常に感謝を!



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